先端に新約聖書の4人の福音書記者の名とその象徴が現された、
とても珍しい卓上十字架です。
フランスの1900年代前半（戦前の1920〜30年代ごろ）のお品です。

4人の福音書記者、聖マルコ・マタイ・ルカ・ヨハネは、それぞれ
ライオン、天使、雄牛、鷲が象徴のモチーフとされています。
（ベネチアのサンマルコ（聖マルコ）広場のライオンモチーフも有名）

台座の上は「聖心のイエスキリスト」とPX。
（ギリシャ語のキリストを表す最初の2文字の組み合わせ）
円形の台座には聖体拝領の場面が刻まれています。

また、この十字架のさらに珍しいところは、キリスト像の背後の
通常は後光が差している部分に「プロビデンスの目」と呼ばれる
△と目が組み合わされたモチーフが刻まれていることです。

聖三位一体を表す三角形の中央の目は、「神の全能の目」を
意味しているそうです。
じっと見つめていると思わず吸い込まれそうな気がしてきます。

これまで多数の十字架を扱ってきましたが、プロビデンスの目が
付けられた十字架は初めてのご紹介となります。

素材は鉄や銅などの合金と思われます。
大きさは高さ43cm、十字架の横幅19cm、台座の直径は14cm、
重さは1150ｇ、ずっしりとした重量感があります。
（裏側の刻印は恐らく製造元のサイン）

＊こちらのお品は1万円以上ですので、ゆうパック及び代引きの場合の
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