先端に「PX」「錨」「魚」のモチーフが刻まれた珍しい十字架です。
PXはギリシャ語のキリストを表す最初の2文字の組み合わせ。
錨と魚のしるしは、迫害を受けていた古代キリスト教の信者たちが
十字架やキリスト信仰の代わりにシンボルとしていたモチーフです。
ITALYの1900年代前半頃のお品となります。
キリスト像の足の下に小さな穴が開いていますが、ここには
イタリアのカタコンベの土が固めて納められていたものと思われます。
カタコンベとは・・・迫害から逃れた多数のキリスト教徒が隠れ住んでいた場所。
(元々は古代ローマの地下墓地だったところ)
地下の内部には礼拝堂や墓地も作られ、現在でもローマには多数のカタコンベが
残されています。
多くの意味がこめられた十字架です。
大きさは5,5×3,5cmとなります。