1909年に作られた、フランス第一の守護聖人ジャンヌダルク像です。
傍らの切り株（？）の上に置かれているのは兜と手袋。

甲冑を身に着けたジャンヌダルクは黄金の剣を胸に抱えています。
この剣はスッと抜くことが出来るのですが、取り外しが出来る剣が100年の時を経ても
折れたり紛失したりすることなく残っているのは奇跡だと思います。

台座の全面には「JEANNE D ARC」の刻印、反対側には製作者のものと思われる
刻印が入っています。

底面に貼り付けられたフランス国旗のトリコロールカラーの紙には「Evreux 29 Aout 1909（エヴルー、1909年8月29日）」と手書きされています。
1909年にピウス10世により列福された記念に製作されたお品と思われますが、ここに
書かれたフランスのエヴルーという街は、ジャンヌダルクが処刑されたルーアンから
50キロほどの位置にあるそうです。

○15世紀のイギリスとの100年戦争の時代、神の声に従いフランス軍を勝利に導いた
「オルレアンの乙女」、聖ジャンヌ・ダルク（JEANNE D ARC、英語ではJOAN OF ARC）。
戦いの後、イギリス軍の捕虜となり異端とされたジャンヌは火あぶりの刑に処せられますが、1909年にピウス10世により列福され福者となり、1920年になってベネディクト15世により列聖され聖人（聖女）となりました。

素材は鉄や銅などのずっしりとした合金にゴールド色の鍍金が施されています。
恐らく作られた当初はもっとずっと明るいゴールド色であったことでしょう。
気品あふれるお顔はとても美しく、古い像にありがちなお鼻の欠けもありません。

大きさは
高さ15,2cm、台座の直径は6,5cm、重さは382グラムあります。

＊こちらの聖像は1万円以上のお品ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の
　手数料も無料です。補償付きのゆうパックでお送りさせて頂きます。