日本でもよくその名を知られている「聖フランシスコ・ザビエル」が刻まれた
1800年代半ば〜後半頃のアンティークメダイです。
聖フランシスコ・ザビエルはイエズス会の宣教師として1549年に来日し、キリスト教を
日本に布教した人物であるということはご存知の方も多いでしょう。
1552年に中国で没したのち、1622年教皇グレゴリウス15世によって列聖されました。
反対側には十字架、IHS(イエスキリストの意味)、キリストの手足を打ち付けた
3本の釘、金と銀の二つの鍵が交差する形で描かれる天国の鍵、教皇冠、
AVE MARIAのAとMを組み合わせた文字、そして帆船が表わされています。
ローマ教皇の命を受け、このような帆船でインドや中国、そしてはるばる日本にまで
布教に赴いたことを意味しているのでしょうか。
「laudate dominum omnes gentes 全ての国々よ、主を褒め称えよ」
布教、宣教を意味する「propagation de la foi」という言葉も刻まれています。
大きさは2×1,7cm、真鍮製。
磨耗が少なく大変良い状態のアンティークメダイです。
(画像では丸カン(リング)が付いておりませんが、お送りする際にお付けします)