



マザーオブパール(真珠母貝)のビーズに、銀に金鍍金を施した
メダイ3点のブレスレットです。
銀に金鍍金は、フランスではヴェルメイユ、イギリスではシルバーギルド
と呼ばれ、銀の変色を防ぐという実用面と金の持つ華やかさを兼ね備えた
価値のあるジュエリーです。
こちらは1900年初頭〜1910年代頃のアンティークとなります。
引き輪(留め金具)は、もしかしたら後年に付け替えられているかも
しれませんが、他はオリジナルのまま。
中央のメダイは聖母マリアとイエスキリストです。
向かって右側に銀のホールマーク、左側には1900年初頭〜1930年代頃に
活躍したメダイ彫刻家P LASSERRE(ピエールラセール)のサインと
鋳造工房のホールマーク(AP)が入っています。
以前ピエールラセールの同様のメダイを扱ったことがありますが、
いつ見ても気品あふれる美しいマリア様です。
両端の2点のメダイも同じく聖母マリアとイエスキリスト。
引き輪に近い位置のメダイは一番触れることが多かったと思われ、
金鍍金が薄くなりベースのシルバーが現れています。
100年ほど前のお品ですが状態は良好です。
天然の貝であるマザーオブパールのビーズは、光が当たると鈍い輝きを放ちます。
色が変わっている部分もありますが、アンティークの味わいとしてご理解下さい。
長さは18,5cm、中央のメダイの直径は1,3cmです。
ロザリオの祈りに必要な10個のビーズが2連になっていますので、
ミニロザリオ、チャプレット、ディゼンヌとしてお使い頂けると思います。