

右側のフレームです。
「TRIERトリーアの聖衣」と呼ばれる、イエスキリストが纏っていたという衣と、
キリストを意味する「IHS」、後光が表されたガラスドームのフレームです。
シルクの衣と金糸刺繍が美しいこちらのお品は19世紀末のドイツアンティーク。
「トリーアの聖衣」
ローマ皇帝コンスタンティヌスの母である聖ヘレナは、60歳を過ぎてキリスト教徒となり、
324年の聖地エルサレムへの巡礼の時にイエスキリストが磔になった時の十字架を
発見したとされています。
聖ヘレナはドイツ・トリーアとスイス・バーゼルの守護聖人となっています。
こちらのお品は、1891年に開かれた聖遺物展覧会の頃のお品とのことでした。
この展覧会に合わせて、ヨーロッパ中から多くのカトリック信者がトリーアに巡礼に
訪れました。
修道女たちによる手作りの聖品を巡礼者向けに販売し、様々な慈善活動などの資金に
していたと聞いています。
(トリーア大聖堂は、ドイツ最古の聖堂として1986年からユネスコの世界遺産に
登録されています)
大きさは6,5×5cmとなります。
ドイツのトリーアに関するお品は、何年も前にメダイで扱ったことがありますが、
めったに手に入らない貴重品です。ぜひこの機会にいかがでしょうか。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の
手数料も無料です