十字の形をした聖母マリアのアンティークメダイです。
先端部分はユリの紋章のデザイン。
フルール・ド・リスと呼ばれるこの形は、父と子と精霊の聖三位一体を表し、
白いユリの花は聖母マリアの象徴でもあります。
聖母マリアの横顔の下のところに、フランス・リヨンで、1800年初頭から4世代に渡って
芸術作品のようなメダイやクロス、彫刻を作ってきたPENIN家の刻印が入っています。
こちらのメダイは2代目の「L.(ルドヴィック)PENIN(1830-1868)」の刻印で、
彼の時代に宗教的な素晴らしい作品が多数作られました。
その高い芸術性が認められ、当時のローマ教皇ピウス9世(在位期間1846-1878)から、
1864年に「教皇の彫刻師」という名誉が与えられたそうです。
こちらのメダイは、さらにその下にはDEPOSEの文字が刻まれています。
DEPOSEとはこのデザインが安易に複製されないように意匠登録済みであることを意味しています。
磨耗が殆ど見られない素晴らしいコンディション。
大変美しいアンティークメダイです。
合金製、大きさは4,2×4,2cmとなります。