
スペインの出土品であった17世紀ごろ(1600年代)のメダイです。
片側は聖家族(幼子イエス、聖母マリア、聖父ヨセフ)のエジプトへの逃避の場面。
天使による聖父ヨセフへのお告げ「幼子とその母を連れエジプトに逃げなさい。そして、
知らせるまでそこにとどまっていなさい。王ヘロデが幼子を捜し出して、殺そうとしている」
ロバを引く聖ヨセフ、ロバには幼子イエスを抱く聖母マリアが乗っています。
反対側は聖母の七つの悲しみとなります。(7本の剣で御心を貫かれています)
18世紀以前のメダイの特徴であるカンの向き(縦方向)と、聖心具としての簡素で力強いつくり。
東京上野の国立博物館のキリシタン関係目録の中にも、当時のヨーロッパ、おもにスペインからの
宣教師により日本に伝わった同様のつくりのメダイが所蔵されています。(描かれているモチーフは様々です)
鉄やブロンズ製と思われますが、出土品のコインやメダイに見られる経年変化があります。
資料として、また歴史ある聖具としての価値をご理解頂ければ嬉しいです。
古い時代から聖書の一場面を表したメダイが作られていたことが分かる貴重な聖品だと思います。
大きさは1,6×1,5cm(上部のカンは含まず)。
*こちらのメダイは1万円以上ですので、ゆうパックをお選びの場合の送料、
代引きの場合の手数料も無料です