二人の守護聖人が刻まれた、1900年前後のフランスのメダイです。
片側は狩猟の守護聖人である「St.HUBERT、聖ユベールまたはヒューベルト」。
狩猟の最中に角の間に十字架を持つ鹿と出会い、それまでの殺生を悔い改めたと言い伝えられています。
もう片側は、14世紀の疫病者の守護聖人「St.ROCH、聖ロクスまたはロッチ」が刻まれています。
右側にはロクスが疫病にかかった時に命を助けたという一匹の犬が寄り添っています。
当時、黒死病と言われたペストから奇跡的に回復したことから、中世の時代より伝染病患者の守護聖人となっています。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、ヨーロッパでは広く知られた守護聖人二人です。
真鍮製、大きさは直径2,3cmとなります。