黒く塗られた木、柔らかな丸みのある台座、典型的なナポレオン3世スタイルの
フランスの卓上十字架です。(1850年〜70年頃)
頭上にはラテン語で「ユダヤの王であるナザレのイエス」を表わす「INRI」の文字が刻まれた、
キリストの罪状書が、足の下にはドクロとクロスボーンが打ち付けられています。
イエスキリストが処刑されたエルサレムのゴルゴダの丘の「ゴルゴダ」とは「髑髏・ドクロ」の意味。
髑髏は「死」を意味し、キリストの足の下にその髑髏があるということは「死への勝利」を意味しています。
キリスト像をはじめとした金属部分は真鍮製。
高さは18,5cmとなります。
(お隣は同日掲載の卓上十字架です)