St.GERMAINE(聖ジェルメーヌ)の列聖記念の貴重なアンティークメダイです。
「ganonisee a rome le29 juin1867(1867年6月29日ローマにて列聖)」の刻印入り。
(ローマ教皇ピウス9世によって1867年に聖者の列に加えられました)
16世紀のフランスの貧しい羊飼いの少女St.GERMAINE(聖女ジェルメーヌ)。
生まれつき片腕が不自由で病気を持っていたジェルメーヌは、悲惨な境遇の中でも
イエスキリストと聖母マリアへの信心、ロザリオの祈りを怠ることはありませんでした。
メダイに描かれているのは、ジェルメーヌが貧しい人たちのために家の台所から
パンを持ち出したところを見つけた継母が、棒で彼女を叩きエプロンに包んだ
パンを出させようとしている場面。
ところがジェルメーヌのエプロンからはパンのかけらの代わりに、たくさんの
美しい花々がこぼれ落ちたそうです。
(傍らに跪いているのは、ジェルメーヌの聖なる力に命を助けられたという旅の修道士)
頭上には二人の天使。その上に刻まれている文字はmiragre des fleurs(蜃気楼の花)という意味です。
なかなか手に入りにくい聖女のメダイ。特に列聖記念のお品は貴重です。
大きさは2×1,5cm、ブロンズ製。