殉教の聖女バルバラ(273-306)の生涯が描かれた聖画です。
フランスの1800年代後半ー末頃、柔らかな色合いが魅力のクロモリトグラフ(多色石版画)です。
一番下のところには、5ヶ国語で「聖バルバラの生涯」との記述あり。
(フランス語、スペイン語、英語、ドイツ語、イタリア語)
塔の中に幽閉されていたというバルバラは、塔の形をした冠を被っています。
悲しい逸話で知られる聖女。「聖バルバラ」で検索して頂くととても詳しく記載している
サイトがいくつもありますので、ご興味のある方はご覧頂ければと思います。
「下記はWikipediaより」
バルバラはキリスト教が禁じられていた3世紀、ニコメディアの富裕な家庭に生まれた。
求婚者たちから美しい娘を遠ざけようとした非キリスト教徒の父、ディアスコロスによって、
バルバラは塔の中で生活することになる。
その幽閉生活の中で彼女はキリスト教への信仰に目覚めた。ある日、2つの窓のある浴室が
塔内に建設されることになった際、バルバラは窓を3つに増やさせた。
この理由を三位一体を表すためとしたことから、娘がキリスト教徒であることを知った父は激昂し、
手にかけようとする。
その瞬間、岩が2つに裂け、バルバラを包んで連れ去った。
しかし、彼女を発見した羊飼いはその居場所を彼女の父親に密告してしまう。
その後、羊飼いの羊たちはイナゴに姿を変えられた。一方、捕らえられたバルバラはキリスト教を
信仰したかどによって、火で身体を焼かれるなどの拷問を受けた。
しかし、翌朝には神のもたらした奇跡によって傷は癒され、その裸身は白い薄衣で人目に
直接触れないように覆われたとされる。
12月4日、剣によって彼女は殉教したが、その父はのちに稲妻に打たれて死んだという。
12月4日は聖バルバラの記念日だそうです。
(アメリカ、カリフォルニア州のサンタ・バーバラ市の名前はこの聖女にちなんだもの)
木製の額もとても手の込んだつくり。(一部、角に削れている箇所があります)
ガラス面の状態も良好です。大きさは45×35cmとなります。
聖女バルバラに関する古い時代の聖品はとても数が少なく貴重です。ぜひこの機会にいかがでしょう。
*こちらの聖画は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です