フランス、1800年代末頃の懐中時計用のチェーンです。ゴールドプレート(金鍍金)素材。
ウォッチフォブとして付けられている片面がガラスに覆われたメダイは、フランスの巡礼地LOURDESのもの。
1883年の刻印が入っていますので、ルルドの大聖堂の着工記念に作られたメダイだと思われます。
(メダイに刻まれているのは旧大聖堂です)反対側はルルドの泉のお告げの場面となります。
実用と装飾を兼ね備えた懐中時計用チェーン(ポケットウォッチ・チェーン)は欧米では人気のアンティークアイテム。
現代では、懐中時計用よりもウォレットチェーンやキーチェーンとしてお使いになる方が多いようです。
こちらのチェーンは長さが16,5cmですので、ブレスレットとしてもお使い頂けると思います。
片側は引き輪、もう片側はクリップになっています。
クリップの方のつくりが大変手の込んだもので、丸いネジの部分をクルクルと回して下に下げると
クリップが開き、閉じる時はカチッとはめ込んでからネジを回して留めます。
色々な懐中時計用のチェーンを扱ってきましたが、このような大変手の掛かったクリップは初めて見ました。
四葉のクローバーのようなチェーンももちろんですが、昔のものは本当に丁寧に作られていますね。
*こちらのチェーンは1万円以上ですので、ゆうパックの場合の送料、代引きの場合の手数料も無料です