バラに包まれた十字架を抱える聖女テレーズ(テレジア)のメダイです。
紫と青のエナメルガラスに包まれた美しいメダイは、列聖の1925年以降の
アールデコの時代(1930年代頃まで)に作られたもの。
金属部分はシルバーにゴールドプレート(金鍍金)のヴェルメイユです。
上部の穴の横にフランスの銀製品を表す「横向きの猪の頭」の刻印、
カンの部分には菱形のメーカーズマーク入り。
大きさは1,8×1,3cmとなります。
聖テレーズ(1873-1897)は、ジャンヌダルクに次ぐフランス第二の守護聖人です。
苦しい闘病生活の中でも祈りの道に励み、宣教の保護者と言われ、
「小さき花のテレーズ」「幼きイエズスのテレーズ」と呼ばれています。
死後わずか28年目の1925年、教皇ピウス11世により列聖されました。