フランス1800年代後半-末頃の大きなガラスフレームです。
黒く塗られた木の枠の内側には、丸みのあるドーム型のガラスがはめ込んであります。

海泡石という柔らかい石に彫刻されているモチーフは、聖母マリアと幼子イエスキリスト、それに十字架を抱えた幼き洗礼者ヨハネ。
イエスとヨハネはいとこ同士であり、後にヨハネがイエスに洗礼を施したと伝えられています。
隣には羊（神の子羊）の姿も。
下の部分の帯状のリボンに刻まれている文字は「vierge marie priez pour nous・聖マリアよ我らのために祈り給え」の意味です。

奥行きがあり臨場感が素晴らしいオブジェ。木のフレームもガラス面も目立つダメージはありません。
大きさは21,5×18,5cm。前回に引き続き大きなガラスドームです。

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