扉付きの三面の盾になった19世紀半ばの祭壇画、礼拝のためのオラトリーです。
以前にご紹介したことのあるお品と同様の三面祭壇ですが、全てのモチーフが異なります。
専用ケースに当時のローマ教皇ピウス9世(在位期間1846-1878)の金彩印と教皇の紋章入り。(教皇紋はオラトリーの中にも)
扉の外側は幼子イエスを背負い川を渡るSaint Christophe、岩山でランプをかざす老人は、フランス語で隠遁者、仙人のような意味の L'Ermite。
扉の内部は、聖母のエリザベトへの訪問 La visitation de la Vierge、イエスを神殿で奉献するla présentation au temple。そして中央の場面は、十字架からの降下Descente de la croix。
元になったのはルーベンスの「キリスト降下」という絵画。アントワープ大聖堂にある三連祭壇画の最後の場面です。
細密で繊細なエングレーヴィング技術により、どの場面においても臨場感たっぷり。
各場面を表す文字も美しく丁寧に仕上げられています。十字架の留め金も素敵ですね。
縦35cm、広げた時の横幅54cm。(大きさの比較のためポストカードをおいてみました)
紙のマットはしっかりとした厚みがあり、問題なく自立します。また、上部に2つのリングが付いていますので壁に掛けることも可能です。
尚、ケースの底の部分には一部破れがありますので予めご了承下さい。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの場合の送料、代引きの場合の手数料も無料です
