スライド型の2枚のバラのメダイ。イタリアの1900年代前半頃のお品です。
片側は、聖母マリアを表す称号の一つである「よきすすめの聖母」の美しい聖母子。
原画となったフレスコ画(画像参照)は、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ(Gentile da Fabriano1370年頃 -1427)作と言われています。
もう片側にはイタリアの守護聖人リタが刻まれています。(祭壇の上には十字架と髑髏が刻まれています)
聖女リタ・・十字架に祈りを捧げている時にキリストの茨の冠から額に一本のとげを受けたという15世紀の聖女(望み無きものの救い手)です。(1900年に列聖されました)
リタの死後、現在でもその遺体は腐ることなく、2000年の大聖年の時にはリタの遺体はバチカンに運ばれ、当時のローマ教皇ヨハネパウロ2世をはじめ多くの信者たちの拝礼を受けたそうです。
しっかりとした厚みがあり、2枚のバラは上からと下側(裏側)から見上げたような異なる作りとなっています。
合金製。大きさは2×1.5cmとなります。