聖母マリア像と聖人たちの遺物が納められた、ルリケール(聖遺物入れ)と呼ばれるガラス張りの箱です。(19世紀にフランスで製作されたもの)
石膏製の美しいマリア様の周りは布花で縁取られています。
アーチ状の金紙で縁取られた紙片には、ローマ教皇Pie IX・ピウス9世(在位期間1846-1878)により列福または列聖された8人の名が記されていると思われます。(その下の三角の部分に聖遺物が納められています)
教皇ピウス9世(在位期間1846-1878)の遺物も含まれますので、こちらのルリケールはピウス9世没後間もなくの頃に製作されたと考えて間違いのないところでしょう。
ピウス9世は1854年に「聖母の無原罪の御宿り」をカトリックの教義として制定。また、1862年には日本の殉教者二十六聖人を列聖したことでも知られる、日本とも縁が深い教皇です。
1800年代後期の大変古い時代の聖品ですが、ガラス面、内部共にとても良い状態です。
大きさは19.5×13.5×(厚み)3.5cmとなります。
こちらのような遺物入りのルリケールは当店では3年ぶりのご紹介となります。
お探しの方、ぜひこの機会にいかがでしょう。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です

