イタリアで製作された扉付きの祭壇、大きなサイズのお品です。(お祈りのための礼拝堂のようなもの)
木製、1900年代半ば頃のお品となります。
扉を開くと、イタリアの画家Francesco Mancini1679–1758が描いた「エジプトへの逃避の合間の休息」が現れます。
バロックとロココの両方の流れを汲む画風は当時のローマで大変人気があり、祭壇画や宗教画などを多く残した画家の作品です。
こちらの絵は、1700年代後半にバチカン美術館に収蔵されましたが、その後何らかの理由で長らくカルロ・マラッタ(1625–1713)の作品と思われていました。
フランチェスコ・マンチーニ作であると訂正されたのは1900年代半ば過ぎになってからだったそうです。
こちらの祭壇に付いていた古いラベルには「Maratta Vatican Roma」と記載がありましたが、現在のバチカン美術館所蔵の同作品には、正しい作者であるFrancesco Mancini」と記載されています。
曰く付きのなかなか珍しいお品であると言えますね。
高さは39cm、開いた時の横幅は48cm。以前ご紹介した同様の祭壇と同じとても大きなサイズです。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの場合の送料、代引きの場合の手数料も無料です
