イタリアで製作された扉付きの小さな祭壇です。(お祈りのための礼拝堂のようなもの)
木製、1900年代半ば頃のお品となります。
扉を開くと、聖母マリアを表す称号の一つであるMater boni consilii(よきすすめの聖母)の御絵が現れます。
原画となったフレスコ画(下記の画像参照)は、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ(Gentile da Fabriano1370年頃 -1427)作と言われています。
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「よきすすめの聖母」への崇敬が世界中に広まるとともに、様々な画家による絵やメダイが制作されてきました。
今回の祭壇の御絵はPasquale Sarullo・パスカル・サルロ(1823-1893)というイタリアの画家によって19世紀に描かれたものの複製画となります。
柔らかな表情が本当に素晴らしい聖母子の御絵だと思います。(扉内側の天使はフラ・アンジェリコの作品)
木の板に漆喰または石膏を薄く重ね金彩を施しています。
変色が少なくとても良い状態。丸いドットの飾りも可愛らしいですね。
大きさは高さ14.5cm、開いた時の横幅16.8cmとなります。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です
(お隣の白鳥は同日掲載品です)
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