イバラの冠が巻きついた。イエスキリストの御心(聖心)を表したピンブローチです。
御心の赤と、百合、バラ、デイジー?のお花の色もエナメルガラスによる彩色。
本体の金属はしっかりとした真鍮製です。
ピンに付けられている布製の手作りメダイの内部には、恐らくロウソクの蝋の一部が納められていると思います。
(触ってみると小さな欠片のようなものが入っているのが分かります)
7年に一度の復活祭の時にローマ教皇により祝別されたバチカンの大ロウソクの一部で、こちらのような布製や革製のメダイやスライド型のメダイの中にごく少量が納められ、巡礼者たちに配られました。
以前当店で販売しました革製のメダイ同様、こちらも修道女などの教会関係者による手作り品と思われます。
縁かがりや十字架の手刺繍に暖かみを感じます。
ブローチ、布のメダイ共にフランスの1900年代前半頃のお品となります。
ブローチの大きさは2.5×2cmです。