フランス第一の守護聖人ジャンヌダルク(1412-1431)のメダイ、葡萄の葉が3枚合わせになったメダイです。
甲冑を身に着けたジャンヌダルクはオリーブの冠を被っています。
(オリーブは平和や豊かさを表す、という意味もあるそうです)
ジャンヌダルクの象徴でもあるロレーヌ十字とユリの紋章も表されています。
3枚合わせの中央の葉は真鍮そのもので、SOUVENIR(記念)の文字が刻まれています。
ジャンヌダルクに纏わる教会(ルーアンなど)への巡礼記念のお品だったのかもしれません。
3枚を閉じた時の大きさは2.3×2cmとなります。
素材は真鍮にシルバープレート(銀鍍金)。
鍍金が薄くなっているところからは真鍮の鈍い金色が現れて来ていて、アンティークらしい味わいとなっています。
○15世紀のイギリスとの100年戦争の時代、神の声に従いフランス軍を勝利に導いた「オルレアンの乙女」、聖ジャンヌ・ダルク(JEANNE D ARC、英語ではJOAN OF ARC)。
戦いの後、イギリス軍の捕虜となり異端とされたジャンヌは火あぶりの刑に処せられますが、1909年にピウス10世により列福、1920年になってベネディクト15世により列聖され、聖人(聖女)となりました。