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「ヤスナ・グラの黒い聖母」のイコンをモチーフにした扉付きの祭壇です。1900年代初頭頃のお品。
ヤスナ・グラ修道院のあるチェンストホヴァ は、ポーランド南部の都市。
1382年から伝わる聖母(聖母子)のイコンは様々な奇跡や伝説で知られ、ポーランドのみならず世界中から毎年1千万人もの巡礼者が訪れる聖地となっています。
こちらのイコンはお顔を除いた衣装の部分は着せ替えが出来、(季節ごとに衣装を替えるプラハの幼子イエス像のようですね!)その時々により様々な美しい衣を身に纏っているそうです。(画像参照)
ポーランド出身であったローマ教皇ヨハネパウロ2世(在位期間1978-2005)が何度も訪れ、2016年には現教皇フランシスコ(2013-)もヤスナ・グラの聖母に祈りを捧げました。
こちらの楕円のイコン部分は焼き物(陶版画)で、手描き故に実際のイコンよりも大分優しい表情で、とても美しいマリア様となっています。
繊細な木彫も美しく、背後から光が差した時の影が幻想的ですらあります。
ヨーロッパ各地に「黒い聖母」と呼ばれる聖母像やイコンは多々ありますが、ヤスナ・グラに関する古いお品物は
なかなか目にすることは無いと思います。ぜひこの機会にいかがでしょう。
全体の高さは26cm、横幅は13.5cm、イコンの陶版部分は8×6.5cmとなります。
尚、向かって左側の足の先端部分が欠けていますが(右側の丸みのある箇所と同じ部分)
傾いたりカタカタしてしまうことはありませんので問題なく飾って頂けます。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です