1800年代後期頃の木製十字架です。
前面と後光の部分はマザーオブパール(真珠母貝)製。先端部分の3個の丸い突起は動物の骨か角で作られています。
先端の3箇所はエルサレム十字。手書きの青い文字はフランス語でCroises du Purgatoire(煉獄の十字架)という意味。
Purgatoire、煉獄という言葉は初めて聞きましたが「天国には行けなかったが地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところであり、苦罰によって罪を清められた後、天国に入るとされる。(wikiより)」という意味があるそうです。
ご興味がある方はさらに深くお調べ頂ければと思います。
裏面の文字はエルサレム。
オリーブウッドの十字架に埋め込まれた14個の円形のマザーオブパールプレートは、キリストの道行きの14留を表しています。(プレート2個が外れていますので画像をご確認下さい)
マザーオブパールの状態が良く、光が当たると美しい虹色に輝きます。
こちらのようなつくりの十字架は、後光の部分(ギザギザとしたところ)が折れやすく、また先端の丸い突起部分も取れていることが多く(下部の突起には少し欠けがありますが)、こちらのようなコンディションものは貴重です。
大きさは14×6.8cmとなります。(先端の突起の部分は含まず)
上部の先端部分に横方向に穴が開けてありますので、紐やリングを通して壁に掛けることが出来ます。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの場合の送料、代引きの場合の手数料も無料です