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19世紀エボナイト製小物入れ

販売価格: 0円(税込)

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装飾が素晴らしい漆黒の小物入れ。こちらは切手を収納するための蓋付きの小箱です。
フランスの1800年代後半の大変古い時代のお品となります。
素材はエボナイト。1839年にアメリカで発明されたエボナイトは、天然のゴムから生成された大変硬質で滑らかな素材です。
エボナイトの名前の由来でもある黒檀(ebony、エボニー)を思わせる黒の美しさと硬さ、重さ。
それでいて形成しやすさも兼ね備えていたことから1800年代中期頃以降ヨーロッパにも広まり、こちらのような装飾的な小物やモーニングジュエリー(喪に服している女性が身につける黒色のジュエリー)などが作られました。
その後も万年筆の軸、パイプや楽器のマウスピースなどにも使用されて来ましたが、現在天然ゴムのエボナイトは他の素材に取って代わられて、現存するエボナイトのアンティーク品(特に初期の時代の)は大変な希少品となっています。(エボナイトの色は必ずしも黒だけではなく、茶色やマーブル模様なども存在します)

1855年にはフランス皇帝ナポレオン3世がエボナイトを発明したチャールズ・グッドイヤーにレジオンドヌール勲章を授与したそうです。
余談ですが、革靴の手縫いの製法で有名なグッドイヤー・ウェルト製法のグッドイヤーはチャールズの息子なのそうです。

こちらは本来は切手を収納するためのものですが、色々な用途でお使い頂けると思います。
画像では日本の切手の他、アクセサリー、本日掲載のアンティークボタンも入れてみましたのでご参考になさってみて下さいね。

大きさは16×11.2×高さ4cmほど。収納部分の一つのマスの大きさは4×2.5cmとなります。
マス目が奥に向かって傾斜しているのは、切手を取り出しやすく工夫してあるためです。
滑らかで美しい装飾と420gの重量感はエボナイトならでは。
滅多に手に入らない19世紀のエボナイトです。この機会にいかがでしょう。

*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です
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