
イタリア、1900年代初頭頃のローマンモザイクの十字架です。
小さな色ガラス片を敷き詰めて紋様を表現するマイクロモザイクは、その芸術性の高さからコレクターの方も多いアイテム。
年代が古いものほどこちらのようにひとつひとつのガラス片が小さく、熟練した職人の腕が必要とされていたそうです。
ローマへの旅行やバチカン巡礼のお土産としてヨーロッパ中に持ち帰られたモザイクガラスの工芸品です。
こちらの真鍮の十字架には、キリストの受難具と呼ばれる磔刑の時に使用された道具が表現されています。
順番に・・・
上部にはキリストの頭に乗せられた茨の棘の冠、ギリシャ語でキリストを表す最初の文字「P」、十字架の左側には釘抜きと酢を含ませた海綿を先端に取り付けた棒、右側には、釘を打つ金槌と十字架からキリストを下ろす時に使った梯子、下部にはキリストの手足を打ち付けた3本の釘。
キリスト像の下には可愛い花なども配置されており、細部まで丁寧な作りとなっています。
本体は真鍮製。大きさは13×7cm(本体部分)、上部の輪は直径1cmです。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、受難具がモザイクで表現された大きな十字架はヨーロッパでは大変な貴重品。状態も良好です。ぜひこの機会にいかがでしょう。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です