バラの花が2枚合わせになった、1900年代前半頃のメダイです。
2枚のバラをスライドさせると、片側には絶えざるお助けの聖母、反対側にはイタリアの聖女リタが刻まれています。
15世紀のイコン(木版に描かれた聖画)「絶えざる御助けの聖母」。
聖母子の両側には「大天使ミカエルとガブリエル」が刻まれています。
聖女リタ・・・十字架に祈りを捧げている時にキリストの茨の冠から額に一本のとげを受けたという15世紀の聖女(望み無きものの救い手)です。(1900年に列聖されました)
リタの死後、現在でもその遺体は腐ることなく、2000年の大聖年の時にリタの遺体はバチカンに運ばれ、当時のローマ教皇ヨハネパウロ2世をはじめ多くの信者たちの拝礼を受けたそうです。
素材は真鍮にシルバープレート(銀鍍金)。
銀鍍金が薄くなっているところからは真鍮の鈍い金色が現れ、アンティークらしい味わいとなっています。
大きさは1.1×1cmほどとなります。
(同日掲載品のメダイです)