指先から光を放ち、悪魔を表す蛇の上に立つ聖母マリアのシルバーメダイ。
フランスの1800年代後期頃のお品です。
天球と下弦の月、雲の中から顔を出す天使、こちらは聖母の被昇天のモチーフと思われます。
手彫りならではのあたたかな表情が魅力です。

裏面上部には、「彼女は私の母」下部には17世紀にフランスで創設された「サンモール女子修道会」（現在の幼きイエスの女子修道会）と刻まれています。
サンモール女子修道会はフランスを中心に世界中に系列の学校がありますが、日本では雙葉学園やサンモール・インターナショナルスクールがあり、裏面中央のモチーフは校章にも用いられています。

中央に刻まれたモチーフには
Simple dans ma vertu私の徳において純真であり
forte dans mon devoir私の義務において堅実である
の二つの言葉。
左右のマーガレットの花は純真、盾は堅実、右上には聖書とロザリオ。左側の糸巻きは勤労を表しています。

しっかりとした厚みと重みのある大きめのメダイ。大きさは3.2×2.5cm、カン（リング）は.0.9cmです。

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（他の2点も同日掲載品です）