フランス1900年代初頭頃、小粒のコーラルビーズ(珊瑚)のブレスレットです。
チェーンはシルバー製。
中央のメダイは聖母マリア。先端には最後の晩餐の場面を切り取ったメダイ付きです。
イエスに寄りかかる姿で描かれているのは「イエスの愛しておられた弟子、使徒ヨハネ」。
ホーリーカードやメダイ、宗教画においても女性的な姿で表されることも多い人物です。
メダイ2点はシルバーにゴールドプレート(金鍍金)が施されたヴェルメイユ。(金鍍金はうっすらと残っている程度です)
メダイにはパリで製造された銀製品を示す「横向きの猪の頭」の刻印、チェーンの端にはフランスの銀製品を表す刻印の中の一つ「蟹」の刻印あり。
イエス様のメダイには彫刻家名と思われるサインも刻まれています。
オレンジがかった柔らかな艶のある珊瑚は恐らく地中海産。
古くからジュエリーやロザリオなどにも用いられていた人気の素材ですが、当時も高価なものであったそうです。
天然の珊瑚を手作業で研磨したビーズにヴェルメイユのメダイを組み合わせたこちらは、サイズ感から見ても初聖体拝領記念の贈り物として製作されたものと思われます。
12.3歳ぐらいの少女用となりますが、手首のほっそりとした日本女性には嬉しいサイズ。
長さは15cm、中央のメダイは1cmと1.3cm、珊瑚のビーズは0.3cmほどとなります。
尚、留め金具の引き輪は925(シルバー925)の刻印ですので、後から取り替えられたもののようです。
こちらのブレスレットは、5個の2連ビーズの先端に、主の祈りのビーズが付いたチャプレットタイプです。
コンパクトなロザリオとしてお祈りにも使用出来るようになっています。
貴重な珊瑚のビーズにヴェルメイユの美しいメダイ。おすすめのブレスレットです。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、レターパック、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料は無料です