ラファエロが描いた「サン・シスト(システィーナ)の聖母」の中に描かれている「頬杖をつく天使」がモチーフとなったメダイです。
フランスまたはベルギー、1900年代初頭頃のお品です。
右下にサインが刻まれていますが、1914年に即位したベルギー王のアルバート1世の記念メダル製作で知られた彫刻家だそうです。
左側には工房印と思われる刻印あり。
薔薇の花のガーランドが可愛らしいメダイは、裏面に洗礼や聖体拝領などの日付や名前を刻むスペースが空けてあります。
記念日を迎えた小さな子供に贈られたメダイだったと思われます。
素材はブロンズにシルバープレート(銀鍍金)。
摩耗部分からも地金の色がほとんど現れていないほどの厚めの銀鍍金仕上げです。
大きさは1.8×1.8cmとなります。(リングは切れ目がありますので後年のもの)