ヨーロッパ(イタリアまたはフランス)1900年代前期、2枚合わせになったスライド型メダイです。
チェコ・プラハの勝利の聖母教会に納められている「幼子イエス像」がモチーフ。
こちらは同じモチーフのカニヴェカード。当店の商品です。
片手に全宇宙を表す天球を持つ幼子イエス像。
プラハの幼子イエス像とは、17世紀の初めにスペインの王女が結婚祝いに母から贈られた聖像をプラハに持ち込んだもので、その後1628年に現在の教会に納められました。
祈りを捧げることによって数々の奇跡が起きたという「幼子イエス像」は、17世紀当時から現在まで、多くの人々の崇拝の対象となっています。
この像には世界中から、これまでたくさんの冠と聖衣が寄贈されてきました。
1700年年代の冠と聖衣のなかのひとつは、女帝マリアテレジアが贈ったものであるとされています。
2枚をスライドした内部には、スカプラリオを手にした「カルメルの聖母(聖母子)」「聖心のイエスキリスト」が刻まれています。
素材は真鍮にシルバープレート(銀鍍金)。両面とも摩耗により地金の真鍮の色が強く出ています。
大きさは1.5×1.1cm(上部の穴の部分は含まず)。リングは切れ目のあるタイプの後年のものです。
他の2点も同日掲載品です