



フランスの1900年〜10年代頃の聖母マリアのアンティークメダイです。
カン(リング)のところにFIXという刻印が入っていますが、これは
1823年創業のフランスのBIJOUX FIXという宝飾メーカーが始めた、
圧延式のゴールドプレートであることを意味しています。
厚みのあるゴールドプレート(鍍金)の技術とデザインの美しさにより、
FIXの刻印が入ったアンティーク&ヴィンテージジュエリーやメダイは、
ヨーロッパではとても人気があります。
FIXは主に14金から18金の鍍金ですが、聖母のお顔の部分は18金鍍金、
周囲のオレンジがかった色味の方は14金鍍金だと思います。
(18金鍍金の方がイエローゴールドに近い色になります)
2色を使い分けることで、聖母のお顔の立体感が一層増しているように
感じます。
カンの部分の刻印は「FIX SAVARD FIX」
SAVARDとはフランスのアールヌーヴォー期(1800年代末〜1910年代頃)に
活躍したジュエリーデザイナーで、彼が製作したGOLD FIXの作品は
1900年のパリ万国博覧会で好評を博したそうです。
(フランスのジュエリーに関する文献より)
また、美しい聖母マリアの彫刻はEmile Monier(1883-1970)の若い頃の
作品。(MONIERの刻印)
こちらもフランスを代表する彫刻家です。
このメダイは、著名なジュリーデザイナーSAVARDと、若き彫刻家Monierとの
合作で、1900年代初め頃のお品と推定出来ます。
端正で気品あふれる聖母のお顔が素晴らしいメダイです。
100年ほど前のアンティークですが、磨耗が少なく状態良好品。
大きさは直径3cmとなります。
尚、画像で使用したチェーンは別売りとなります。
1/20 14K(14金)GFの刻印が入った現行品のチェーンです。
ゴールドフィルドとはゴールドプレートよりも厚みのある金張りのこと。
1/20というのは、総重量の20分の1以上が14カラットゴールドという意味です
長さは46cm。価格は3800円となります。
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