アルジェリアのシトー会トラピスト修道院であるStaouëli(スタウェリ)修道院に関する
19世紀のアンティークシルバーメダイです。
(リングを通す穴の下にパリで製造されたシルバー製品であることを示すイノシシの頭の刻印あり)
1830年から1962年までフランス領であったアルジェリアでは、カトリックの布教活動も盛んに行われていました。
こちらのスタウェリ修道院は初期の布教活動の足がかりとなった場所で、1843年に建設が始まったそうです。
メダイにはまだ修道院の姿が刻まれていませんので、着工を記念して製作されたメダイであったのかもしれません。
1870年頃の修道院の写真を添付しました。手前の棕櫚(?)の木がメダイに刻まれたものと良く似ています。
表側は聖母マリアです。
大きさは1,4×1,2cmとなります。