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(白磁の聖母子像も掲載中です)
14世紀の疫病者の守護聖人「St.ROCH、聖ロクス(ロッチ)」の白磁の像です。
フランスの1800年代末頃のアンティーク。
ローマへの巡礼の途中、ペストが蔓延した町で献身的に患者の世話をし、その後
ようやくたどり着いたローマでも多くの患者達のために尽くしたという聖ロクスですが、
自らもペストにかかり死を覚悟しました。
その時、一匹の犬が現れ瀕死のロクスに毎日パンを運び傷口をなめ続けたそうです。
当時、黒死病と言われたペストから奇跡的に回復したことから、中世の時代より
伝染病患者の守護聖人となっています。
また、命を助けた犬とともに描かれることが多いことから、犬を愛する欧米の人たちの
間では大変人気の高い聖人でもあります。
こちらの聖像でも、巡礼者の出で立ち(つばの帽子と長い杖)で傍らには犬が寄り添っています。
高さは18cm。
聖ロクス像は大変珍しいお品ですが、帽子のつばにチップがありますのでお値段を考慮致しました。
その他は大変良い状態です。