エル・グレコの「聖アンナのいる聖家族」の中の聖母マリアが描かれた3面の盾(祭壇画)です。
フランスからのお品ですが、こちらの盾はオーストリアで1900年前後に製作されたアンティーク。
以前にもオーストリアのウィーン製の盾を扱ったことがありますが、イタリアやフランスの
ものとはまた違ったシンプルな美しさがあります。
「聖アンナのいる聖家族」の作品全体には幼子イエスを抱く聖母マリア、背後には
マリアの母アンナと父ヨアキムが描かれています。(追加画像を参照して下さい)
その中の美しいマリア様の部分を切り取り、祭壇を製作したということですね。
両扉は、同じエル・グレコによる受胎告知作品の中の聖母マリアと天使ガブリエルとなります。
スペインの古都トレド(Toledo)で生涯を閉じたギリシャ人画家エル・グレコ(1541-1614)は、
無原罪の御宿り、悔悛するマグダラのマリア、トレド風景、などの作品も大変有名です。
木製の盾の金属部分には少々サビが見られますが、それ以外はとても良い状態です。
大きさは、開いた状態で横幅28cm、高さ18cm。もちろん問題なく自立します。
当店では初めてのお取り扱いとなります、エル・グレコが描いた聖画。
本当に優しく美しいマリア様です。ぜひこの機会にいかがでしょう。
*こちらの祭壇は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です