イタリアで製作された扉付きの祭壇です。(お祈りのための礼拝堂のようなもの)
木製の板に石膏または漆喰を薄く塗り重ね、浅彫りと彩色を施すことで立体感と華やかさを表現しています。
引き手が付いた観音開きの扉を開くと、イタリアルネサンス期の巨匠ラファエロの「小椅子の聖母」が現れます。
幼子イエスキリストを抱く聖母マリアと幼き洗礼者ヨハネが描かれた名作ですね。(両扉は楽器を奏でる天使たち)
裏面に貼り付けられている紙片に1934年の記載あり。
これまでお取り扱いして参りました扉付き祭壇は第二次大戦後の1900年代半ば頃のお品が多く、戦前の1930年代に制作されたものは珍しいと思います。
裏側上部の三角リングを使って壁に固定し設置するように作られています(そのまま扉を開くと前に倒れます)
イーゼルのようなものに乗せて飾っても良いかもしれません。(下記の当店のイベント時の画像参照)
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高さ33cmと大きなサイズ、開いた時の横幅34.5cmとなります。(掲載中の祭壇やホーリーカードとの比較画像も掲載しました)
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です
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