フランスの貧しい羊飼いの少女St.GERMAINE（聖ジェルメーヌ1579-1601）の小さな聖像。1900年前後の大変古い時代のお品です。
シルバー製、中空の作り。上部にリングが付いていますのでペンダントトップとしてお使い頂けます。
（裏側のリングを通す穴の横の小さなへこみがシルバーを表すホールマーク）

生まれつき片腕が不自由で病気も持っていたジェルメーヌですが、悲惨な境遇の中でもイエスキリストと聖母マリアへの信心、ロザリオの祈りを怠ることはありませんでした。
ある日、ジェルメーヌが貧しい人たちのために家の台所からパンを持ち出したところを見つけた継母が、棒で彼女を叩きエプロンに包んだパンを出させようとしました。
ところがジェルメーヌのエプロンからはパンのかけらの代わりに、たくさんの美しい花々がこぼれ落ちたそうです。
こちらの聖像はそのお話を基にしたもので、エプロンにはたくさんの花が、足元には羊飼いであったジェルメーヌを表す羊が寄り添っています。（片手に持っているのは羊の毛を紡ぐための糸巻き）

高さは3cm。底の部分のP.P.Nは「priez pour nous（我らのために祈り給え）」の意味となります。