四角い枠の中に浮き彫りで表現された「神の子羊を抱く幼子イエスキリスト」のメダイです。
1830年に、フランスのリヨンで設立されたジュエリー工房Alphonse Augis社の刻印入り。
(主に宗教的なメダイやクロスを製作しています)
現代も存在している、フランスではお馴染みのジュエリーメーカーだそうです。
暖かみを感じる優しい雰囲気のマリア様や天使などの作品が良く知られていて、
赤ちゃんの誕生祝いの可愛らしいブレスレットなども製作しています。
1970年代以降はフランス、アメリカ大統領夫人たちが身に着けたことでも有名になりました。
こちらのメダイは1950年前後のお品で、素材はブロンズにゴールドプレート(金鍍金)。
四角い枠の大きさは5.5×3.5cm、カンの大きさは1.3cm。重さは40グラムあります。
大きめで重量感がありますが、こちらは赤ちゃんの健やかな成長を願うための「ゆりかごのメダイ」であったと聞いています。
一般的にゆりかごのメダイやクロスは軽量な樹脂で作られることが多いのですが、このようなずっしりとしたお品もあったのですね。