フランス、1900年代初頭頃のGOLD FIX(金張り)のメダイです。
表側には聖母マリアの横顔が、裏側には巡礼地LOURDES(ルルド)の泉のお告げの場面が刻まれています。
カンに刻まれた「FIX」とは1823年創業のフランスのBIJOUX FIXという宝飾メーカーが始めた、圧延式の金張りであることを意味しています。
一般的な金メッキよりもずっと厚みのある金張りの技術とデザインの美しさで、FIXの刻印が入ったアンティーク&ヴィンテージジュエリーやメダイは、ヨーロッパではとても人気があります。
メダイの右下には「TAIRAC」の刻印入り。
1900年初頭〜20年代頃まで活躍したフランスの彫刻家で、主に聖品や記念メダルの素晴らしい作品を残した人物です。
作家物で金張りのメダイは、当時の高級品だったのでしょう。
表裏ともに良い状態で、大切にされていたことが伝わってくるお品です。
大きさは直径1.5cmとなります。
(お隣のメダイも同日掲載品です)