幼き聖マリア(キリストの母)とマリアの母である聖アンナが刻まれた、1800年代後半頃のメダイです。
聖アンナに捧げられた教会は、北米最大の巡礼地であるカナダモントリオールのサン・タンヌ・ド・ボープレが有名ですが、フランスブルターニュ地方のオーレ(Ste ANNE D’AURAY サン・タンヌ・ドーレ)という町のバジリカは、ヨーロッパにおける聖アンナ信仰の最大の巡礼地として知られています。
現在のバジリカが奉献されたのが1877年ですので、こちらのメダイは恐らくその頃のお品と思われます。
金属部分はシルバーにゴールドプレート(金鍍金)が施されたヴェルメイユ。リングを通す穴の横の小さな凹みがシルバーを表すホールマークです。
面裏ともに艶やかなガラスに覆われた美しいメダイ。大きさは1.5×1.2cmとなります。(上部の穴の部分は含まず)