
フランスの聖女ジェルメーヌ(St.GERMAINE)像です。
○16世紀、フランスの貧しい羊飼いの家に生まれたSt.GERMAINE(聖ジェルメーヌ)。
生まれつき片腕が不自由で病気も患っていたジェルメーヌですが、不浄な境遇の中でもイエスキリストと聖母マリアへの信心、ロザリオの祈りを怠ることはありませんでした。
ある日、ジェルメーヌが貧しい人たちのために家の台所からパンを持ち出したところを見つけた継母が、棒で彼女を叩きエプロンに包んだパンを出させようとしました。
ところがジェルメーヌのエプロンからはパンのかけらの代わりに、たくさんの美しい花々がこぼれ落ちたそうです。
(↓以前当店で販売しましたジェルメーヌのメダイです)

こちらの聖像はそのお話を基にしたもので、エプロンには花々が、傍らには羊飼いであったジェルメーヌを表す羊が寄り添っています。
ローマ教皇ピウス9世によって、ジェルメーヌは1867年に聖者の列に加えられました。
こちらの像は聖人となった1867年以降、1800年代後半頃に制作されたものと思われます。
裏側の台座のところに、彫刻家のサインと思われる「VM」の文字と119(製造番号?)の刻印あり。
当店では1年と少し前に高さ10cmほどの聖像を1度ご紹介致しました。
聖ジェルメーヌに関する聖品はメダイもなかなか見つかりませんが、聖像はさらに貴重品。
ぜひこの機会にいかがでしょう。
高さは22cm、素材はブロンズと思われます。重さは640gと大変ずっしりとしています。
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの場合の送料、代引きの場合の手数料も無料です