イタリアで1930年頃に製作された扉付きの祭壇です。(お祈りのための礼拝堂のようなもの)
観音開きの扉を開くと、イタリアルネサンス期の巨匠ラファエロの「小椅子の聖母」が現れます。
幼子イエスキリストを抱く聖母マリアと幼き洗礼者ヨハネが描かれた名作ですね。(両扉はフラ・アンジェリコが描いた天使)
木製の板に石膏または漆喰を薄く塗り重ね、浅彫りと金彩を施すことで凹凸感と華やかさを表現しています。
年月を経て落ち着いた色合いとなった金彩と立体感のある紋様が素敵な祭壇です。
これまでお取り扱いして参りました扉付き祭壇は第二次大戦後の1900年代半ば頃のお品が多く、戦前の1930年代に制作されたものはあまり多くありません。
高さは15.8cm、開いた時の横幅は16cmとなります。
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