聖ジャンヌダルクが大天使ミカエルから神の啓示を授かる場面と、火あぶりの刑に処せられる場面が表裏に刻まれたブローチです。
(1412-1431はジャンヌダルクの生まれた年と処刑された年)
表側の右端に彫刻家のものと思われるサイン、裏側の下部にFIXの刻印が入っています。
FIXとは1823年創業のフランスのBIJOUX FIXという宝飾メーカーが始めた、圧延式のゴールドプレートであることを意味しています。
厚みのある金張りの技術とデザインの美しさで、FIXの刻印が入ったアンティーク&ヴィンテージジュエリーやメダイは、ヨーロッパではとても人気があります。
部分的に金張りが薄くなっている箇所はありますが、艶の残る柔らか金色はなかなか魅力的です。
モチーフも、ジャンヌダルクの聖人としての始まりと終わりを表した珍しいお品だと思います。
大きさは2.3×2.5cmとなります。