可愛らしい革製のケースに入ったロザリオ。フランスの1900年代初頭頃のお品です。
クロス、メダイは銀製。
クロスと聖女テレーズのメダイには、パリで製造された銀製品を表す「横向きの猪の頭」の刻印、センターメダイにも小さな刻印が入っていますが、やや不鮮明です。
チェーンも銀製です。お好みですが、磨いて頂くと銀ならではの輝きが戻ります。
ビーズの間のメダイはロザリオを手に祈るマリア様と開いた百合の花。
センターメダイはAVE MARIAの文字とマリア様、裏側はバラの花となります。
別途付けられたメダイにはバラに包まれた十字架を抱える聖女テレーズ(テレジア)とリジュー(LISIEUX)のバジリカ(聖堂)が刻まれています。
フランスのリジューはテレーズが生涯を閉じた場所。
聖テレーズに捧げられたバジリカは1937年建立ですので、こちらのメダイはその頃のお品と思われます。
このロザリオを持ち、リジューへ巡礼に行った時に求めたメダイを取り付けたのかもしれませんね。
クロス・・4.2×2.2cm
クロスの上〜センターメダイの上まで・・9.5cm
輪の長さ・・51cm
ガラスビーズの大きさ・・0.3m
(黒ではなくマーブルのような模様が入った複雑な色味です)
ケースの大きさ・・4.5×3cm