フランス、アルスの司祭ジャン・マリー・ヴィアンネ(1786-1859)の何らかの遺物に触れた布片が納められたスライド型のメダイです。
裏側には「アルスの聖なる司祭の布地」の文字が刻まれています。
聖ヴィアンネが列聖された1925年頃のものと思われます。
聖母マリアと聖女フィロメナへの信心で知られる聖ヴィアンネ。
1802年に、ローマのカタコンベ(地下墓地)の中から碑文が刻まれた墓石とフィロメナのものと思われる遺骨が見つかったことから、それまで忘れ去られていたフィロメナの存在が再認識されました。
聖フィロメナを崇敬していたアルスの司祭ジャン・マリー・ヴィアンネ(1786-1859)は、その後フィロメナのための聖堂を建立することに尽力。
晩年、自らが重い病にかかったとき、聖堂でミサを100回捧げたところ病気が治ったのはフィロメナへの信心のおかげであったとされています。
素材は真鍮にシルバープレート(銀鍍金)。
大きさは1.5×1.3cm(上部の穴の部分は含まず)、リングは0.5cmとなります。