イタリアルネッサンス期の巨匠ラファエロ作の「小椅子の聖母」をモチーフにした彫刻オブジェの聖水盤。フランス、1800年代後期のお品です。
ドーム型のガラスの中には、椅子に座り幼子イエスを抱く聖母マリアと幼き洗礼者ヨハネが刻まれています。
(聖ヨハネは象徴とされる細長い杖城の十字架とラクダの毛皮を身に着けています)
宗教画などでは幼子イエスと兄弟のように描かれていることが多いのですが、ヨハネの母エリザベトとキリストの母マリアは親戚でイエスキリストとヨハネはいとこ同士、後にヨハネがイエスに洗礼を施したと伝えられています。
巡礼の象徴でもある帆立貝の形をした聖水受け、経年により艶を増した木彫りの装飾など、大変趣深い聖品だと感じます。
彫刻部分はメシャム(海泡石)。大きさは24×13cm。
裏面には壁にかけるためのリング付きです。
(画像のポストカードは付属しません)
*こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です