
堅牢な革張りの箱に納められた聖母子像。フランスの1800年代後期のお品です。
Notre Dame des Victoires、パリの勝利の聖母教会の聖母子像がモチーフとなっています。
天球の上に立ちまっすぐ前を見据える幼子イエスを抱く聖母マリア。その優しい眼差しが素晴らしい聖像です。
扉付きの箱の中は両側がシルク、聖像を納める部分は柔らかな毛足のあるビロード張りとなっています。
内も外にも細かなエンボス紋様が施されていますが、うっすらと金彩の跡が残っている箇所もありますので、当初は華やかな金色で縁取られていたものと思われます。
背面のビロードには聖母子像の跡がくっきりと見て取れます。
お祈りの時に扉は開かれるものの、聖像を別々にすることなく大事に受け継がれてきたことが感じられる暖かな聖品。
また、アンティークがお好きな方ならご存知かと思いますが、100年以上前のアンティークの革張りの箱はジュエリー用を筆頭に、パイプ用、時計用、ドール用などなど今は大変希少なアイテムとなっています。
聖母子像の美しさとともに、この扉付きの革箱の素晴らしさもお楽しみ頂ければと思います。
ブロンズの聖母子像の高さは16cm、箱の大きさは高さ18.5cm、底面の大きさは5.5×8.8cmとなります。
聖母子像の重さは380g、箱を含む全体の重さは540gです。
尚、マリア様の冠の先端に小さな欠けがありますので画像をご確認下さいませ。
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