

ロザリオを手に掛け祈る聖母マリア像。
憂いを帯びたお顔のマリア様は、天の女王を意味する冠を被り、美しい紋様のマントを身に付けています。
雲の上に立つこちらの聖母は「ファティマの聖母マリア」がモチーフとなっています。
製造国はベルギー。1900年代前半頃のお品となります。
Henrietという彫刻家名と、 P.A.B. depose made in Belgium と工房名の刻印入り。
DEPOSEは商標登録、意匠登録のような意味で、このファティマの聖母像の複製を禁じるという印。
底面の台座内部にも工房名と思われる金属プレートが埋め込まれています。
石膏製。高さは33cmあります。重さは665gとなります。
細かなチップや摩耗、色褪せなどはありますが、全体の雰囲気を損なうようなダメージはありません。
ファティマの奇跡・・1917年、ポルトガルの寒村ファティマの 3人の牧童の前にご出現した聖母マリア。
戦争への警告と、人々の平和を願うお告げを授けたと 言われています。
子供たちに「私はロザリオの聖母である」と告げたことから、ファティマのロザリオの聖母と呼ばれています)
ローマ教皇のヨハネパウロ2世が1981年にバチカンで暗殺未遂にあわれた時、奇跡的に一命を取り留めたのはファティマの聖母のご加護によるものとされ、(その日が ファティマのお告げの日と同じであったため)後にその弾丸はヨハネパウロ2世ご自身の手で、ファティマの 聖母像の冠の中に納められたそうです。
(ファティマのお告げの中のひとつは、この暗殺未遂のことで あったと言われています)
ご出現に遭遇した牧童のうち二人は10歳前後で亡くなっていますが、最後の一人である少女が2005年に97歳で亡くなった時には、ヨーロッパ各地で「ファティマの奇跡の最後の目撃者がなくなった」という新聞記事やニュースが流れたそうです。
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