マーテル・アドミラビリス、日本では「感ずべき御母」と名づけられた聖母マリアのシルバー製メダイ。
イタリア・ローマの彫刻家の手によって1849年に製作されたお品です。
NICCOLO CERBARA(1793-1869）
当時のイタリアの硬貨を制作した記録も残っている彫刻家だそうです。

刻まれているラテン語の文字は下記の通りです。

MATER ADMIRABILIS ORA PRO NOBIS
(下部に刻まれているのが作家名のNIC CERBARA)

EGO FLOS CAMPI ET LILIVM CONVALLIVM
TRINITA DE MONTE
ROMA 1849


以下は聖心女子大学HPより抜粋
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「マーテル・アドミラビリス」(感ずべき御母)と名づけられた聖母マリアの絵の原画は、ローマ市内のスペイン広場にあるトリニタ・ディ・モンティの修道院の壁画で、19世紀半ば頃、一修道女によって描かれたものです。

ふと手仕事をやめて、心を神に捧げる若き聖母マリアの姿。
バスケットの上に伏せられた読みかけの本によって示される「学問」への関心、手にする糸紡ぎ機に表される労働の貴さ・・・ここに祈り、考え、働くという基本的な人間の生きる姿勢が描かれています。
また傍らに咲くユリの花は「清純」の徳を表します。神を信頼して生きた聖母マリアのように、命をはぐくみ、大切にし、神と人への愛にこたえていく女性の品位と使命を象徴しています。

この聖母像は、学院の創立者、聖マグダレナ・ソフィア・バラがめざした女性の理想像を表すものとして親しまれてきました。
世界各国に広がるどの姉妹校を訪れても、この聖画が創立者の精神を伝えています。
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マーテル・アドミラビリスのメダイはヨーロッパでは大変人気が高く、入手困難なテーマの聖品の中のひとつです。
1844年に描かれた壁画を元に、1849年に彫刻家の手により製作されたこちらの銀製メダイはごく初期の時代のもの。
当店ではこれまで20年ほどの間に同じテーマのメダイと聖像をそれぞれ3.4点ほどお取り扱いしていますが、銀製のメダイは特に希少品です。

リングを通す穴の裏側に不鮮明ですがぐるりと文字と刻印が入っています。
19世紀のイタリアの銀製品には決まった刻印はありませんでしたので、純度は不明ながら800/1000程度と思われます。
大きさは直径2.5cm、しっかりとした厚みと重さがあります。
なお、付属の２重カンはメダイよりは後年のものと思われますが、こちらも古い時代のもので同じく銀製です。
（画像で使用したシルバーネックレス50cmは別売りです）

＊こちらのメダイは1万円以上ですので、ゆうパック、レターパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です