悪魔を表すヘビの上に立つ聖母マリアのメダイ、フランスの1800年代半ば〜1868年頃のアンティークです。
「無原罪の御宿りの聖マリア、あなたにより頼む我らのために祈り給え」という、不思議のメダイに
刻まれているものと同じ言葉が表されています。
文字の外側はAとMを組み合わせたモノグラム(AVE MARIA?)と聖母の象徴でもあるバラの花。
反対側は、イエズス会の修道士、聖アロイジオ・ゴンザカ(1568-1591)です。
(若きカトリック信者、イエズス会士保護者)
こちら側には純潔を表すユリの花とバラの花が刻まれています。
聖母の側に「L. PENIN A LYON」の刻印入り。
フランス・リヨンで、1800年初頭から4世代に渡って芸術作品のようなメダイやクロス、
彫刻を作ってきたPENIN家の刻印です。
こちらのメダイは2代目の「L.(ルドヴィック)PENIN(1830-1868)」の刻印で、
彼の時代に宗教的な素晴らしい作品が多数作られました。
その高い芸術性が認められ、当時のローマ教皇ピウス9世(在位期間1846-1878)から、
1864年に「教皇の彫刻師」という名誉が与えられたそうです。
素材は赤みがかったブロンズ、大きさは直径2,5cmとなります。